私は27日に帰郷、父は意識不明とは言え脈拍、熱、体中のむくみなどが日ごとに安定に向かっていると思われたものの30日某刻、急に状況が悪化し永眠した


父が病床で事切れる(こときれる)時、納棺で顔を拭いている際、流石に涙が出た
しかし葬儀や父の仕事への対応など、やらなければいけない事が山積みであり、また、未だ父の死を実感として受け止められないようなところがあり、目まぐるしい葬儀の行程をこなす事に追い立てられるように時間が過ぎ、やっと昨日葬儀を終え落ち着いたといったところだ

ここに来て悩みの種は父と言う 『傍若無人な主の不在』 に伴う親戚間でのパワーバランスの崩壊が原因で起きている諸問題だ

昔から父はライオンの群れを率いる雄ライオンのようだと感じていた
群れの味方のライオンを傷つけながらも圧倒的なパワーで群れの統制を図っていたような気がする
※その群れを維持するために群れは多大なるストレスを強いられるが

父は父の経営する建設会社の現場で転落事故を起こした事が原因で亡くなった
その後始末、現場で依頼した建設会社の社長が起こした事故で亡くなった建築主への対応
私にとって父の供養とは、跡継ぎの弟の補佐として建設中の住宅の引き渡しを滞りなく終わらせる事と考えていた

葬儀を終えてから何故か母の妹、つまり私の叔母、芳子おばさん(仮名)がおせっかいで帰らずに家に居座っている
父の生前では芳子おばさんが私の実家に長居をすると言う事は無かった
芳子おばさんも一昨年、夫の叔父さんを亡くしている

会社の経営に関係の無い叔母からの経営への介入
弟が父の跡継ぎなのだが優しすぎる(頼りないとも言える)性格の為、部外者で、会社の経営の経験も無いが、なかなか口の立つ叔母に捲し立てるようにあれこれと指示を出されてしまいオロオロと動揺してしまう
母は八方美人で物事を目の前で起きている事にしか興味や判断を示せない性格な為・・いや、もっと判り易く言うと声のデカイ方が正しいと思い込むような感じでコントロールされ易いのだ。無責任に口から出まかせで言っている口の立つ叔母の言葉を鵜呑みにし『そうだ、そうだ』と頷いて弟に迫る
母が会社の財布の紐を握っているので無下にも出来ない

私はたまらず怒鳴りつけた
決めるのは弟!!
俺は滞りなく引渡し出来るように弟を補佐する!!
口だけ挟む責任もとれない外野はつべこべ言うな!!
建築のプロとしてそれなりにキャリアを積んできたし素人の叔母さんに意見を言われる筋合いは無い

芳子おばさんは思いがけず生まれて初めて受けた甥の私からの怒鳴り声に激高
『それは違う!!それは違う!!』

何が違うんだアホか?筋違いも良いとこだろうが!!
責任のとれない外野のくせに口だけ出すなんて世間知らずも甚だしい!!
心配だからと言って言っていい事と悪い事がある!!
首を突っ込んでいいところといけないところの違いも分からないのか!!

弟は某国立大卒、不動産会社を経て跡取りとして父の会社に就職し宅建、2級建築士を取得をした
つまり土地の売買も建築の設計も全部一人でこなせる
建築主とは土地探し、土地の売買契約、建築契約、細部にわたる仕様の決定から何もかもの打ち合わせをこなしてきた

叔母から見れば私も弟も小さい頃のままなの印象なのか、私が何とかしてやらなければと思っているのだろう
しかし、それがとんでもない 大きなお世話 
また葬儀の工程のなかでも葬儀のしきたりに知識の無い我々兄弟に対しては言葉の端々に子ども扱い(と言うか完全に馬鹿にしている)している様子が見て取れる
しかも娘2人(私のいとこ)が良く動く娘で無言のプレッシャーを掛けてくるようにテキパキと仕事をこなす

私が東京で独立して建築のプロ(工務店、ハウスメーカー、建築家)から仕事を得てこなしてきた事は耳に入れていただろうが、どうせ話半分にしているのだと思う
また、遠からず近からずの親戚関係には各家族の詳細な情報や隠したい事はオブラートに包んでいる部分があるので、きっと私が東京で独立していたなどという事は信じていないのだろう。もしかしたら私の上京以降の職歴は全部嘘で生活費は全部父からの援助で賄っていると思い込んでいても不思議はない
とにかく私をいっとう下にみているのはよくわかる

また・・うちの母と言う人も仕方のない人だ
言われるままに上手にコントロールされてしまう
弟は日々大変な思いをしている事だろう


しかし・・親戚間での嫉妬、妬み、僻み、嫉み、恩の着せ合い、ボタンの掛け違えまるで無限地獄だ

⇒続く